1999年、まだ20代のリチャード・アーミティッジのごく初期の短編映画です。
Richard Armitage Centralにスクリーンキャップがありましたので、いただきました:
この作品、監督のDarren Denisonの大学の卒業制作作品、つまり学生が作った映画で、監督自身も公表するつもりもその機会もなかったところ、リチャードのファンからの強い要望に応えて、希望者に個人的に販売するという形で日の目を見たわけです。
白黒の13分間の短編。たしかに学生の作った映画っぽいです。
なんだかまだあどけなさの残るリチャード、体つきも今の鍛え抜いたリチャードとは違うし。
そして、もちろん演技もそこはかとなく未熟さがありますね。
でも!です、見る価値は十分ありました。
冒頭のラブシーン(はい、いきなりです)でのリチャードの「アァァァ」という声で、まず腰が抜けます。すみません、なんとも浅はかですが。
更に浅はかですが、麻(?)のゆったりしたズボンをはいている彼
の後ろ姿。有名な丸いお尻がとってもキュートで〜。上の写真、残念ながらそれがよく分からないのですけれど。
えへん、それで肝心の内容ですが、リチャードが演じているのは、ダリル・ニューマンという俳優です。舞台俳優としてスタートしたけれど、その後テレビや映画で成功したけれど(ということだと思いますが)、でも何かで興業的に躓いたらしく、芸能新聞みたいなもののトップ記事に
"Newman Fails at the Box Office!"と書かれているシーンがあります。
そこで、再起をかけて臨んだのがこの舞台ということらしく、舞台に戻るのは12年ぶり。舞台で別のキャラクターになりきって何日も何ヶ月もその役に没頭する、あの感覚を取り戻したいとか(すみません、一回見ただけの記憶で書いています)そんな台詞がありました。
つまり、このダリル・ニューマンは、この舞台の成功に必死になっていて、かなりカリカリしている。相手役の女優(リサ・ハーリー)に対しても、だから寛容になかなかなりきれない。
で、その相手役の女優というのが、彼を裏切って他の男と関係を持った元(?)妻という設定でして、演じているのは、Jennifer Taylor Lawrenceという女優さんです。
やはり芸能新聞のトップ記事で"Newman's Wife and Her Secret Affair"という見出しが映っていましたので、芸能スキャンダルになっていた、ということのようです。
彼女は自分の裏切りへの後ろめたさからか(?)Darrylと舞台で共演することに合意するのだけれど、その
舞台("When the Tradewinds Met"というタイトルであることが、ポスターから分かります)の初日前日というのに、ストレスが強すぎて、ダリルとのベッド・シーンが演じられない。
その後の二人の会話は、舞台でのカップルの会話なのか、それともダリルとリサなのか、ちょっと判然としません。たぶん、意図的に現実と舞台の世界を交錯させているのでしょうが。
あまり出来の良い脚本じゃないですねえ。最後、急にロマンチックに二人が和解する展開が、なんだか腑に落ちません。まあ、たった13分ですからね、むずかしいのでしょう。
というわけで、リチャードの作品を全部見尽くして、彼のごく初期の作品も見てみようという興味のある方にはお薦めです。
でも、まだリチャードの出演作品の現在までの軌跡を辿っていないファンは、他の作品を見終わってから見た方がいいかな。
GMさま
いろいろ情報ありがとうございます!なかなか読む時間がなく(毎日お邪魔はしてるんですが)時間できたらじっくり読ませていただきます。
どうやらまたリチャードがTwitterでファンの質問に答えるようですよ^^
https://twitter.com/KoolKiwis/status/368782263766376448
オーランド・ブルームとリー・ペースも一緒みたいです。質問。。。何にしよう?Twitterの文字数が気になってなかなか。。。^^;