Movies.com「トーリン・オーケンシールドとは何者か?」2012/01/14 11:25

Movies.comの映画『ホビット』のカウントダウン企画、キャラクター紹介の記事です。

"Who is Thorin Oakenshield?"というタイトルなのですが、これって、「誰がトーリン・オーケンシールド役をやるのか?」という意味もなるので、その後に"And We Just Don't MeanRichard Armitage"と付け足してあります。 はい、トーリン・オーケンシールドというのが、どういう存在なのか、ちゃんと解説しますよってことね。(^o^)

解説しているのはTORnのラリー・カーティス。

この人、まだRAがトーリンにキャスティングされたばっかりの時だったでしょうか、何かのインタビューで、Armitageをどう発音していいか分からなかったんですよね。(根に持っているわけじゃありませんが・・・いつまでも覚えています。)

でも、カーティスさん、すっごくRAに期待してくれているからうれしいです。

13人のドワーフたちに、一人一人個性を与えるというのが、ピーター・ジャクソンのこの映画における大きな課題であるわけですが、中でも、the first Hobbit Day(映画が公開される2012年12月14日のこと、こう呼ぶんですね)に一躍その名前が有名になるのは、間違いなくリチャード・アーミティッジだろう。\(^O^)/

この英国の俳優のファンはすでに多い けれども、映画公開日を境に彼のキャリアは大転換 するだろう。(これって、うれしい反面ちょっと不安ですね)。


さて、カーティス氏のトーリンというキャラクターの解説です:

トーリン・オーケンシールドは、厳しく時に無情なところもあるドワーフだけれど、彼は「山の下の王」の血筋を引き、はなれ山(エレボール)へ遠征してドラゴンのスマウグ退治をすることについて、非常に個人的な理由を持っている。

トーリンの祖父のスロールが「山の下の王」であった時、スマウグが襲来して王国を壊滅させ、ドワーフたちは祖国を追われ、流浪の身の上を余儀なくされたのだった。

トーリンはスマウグの襲撃を生き延びたが、彼の家族は大変な打撃を被ったわけで、その個人的な恨みを説明する理由ついては、予告編の画面にも登場している。

これがトーリンの父親のスライン。気がふれてしまっており、ガンダルフに殴りかかっている場面。

スラインは死人占い師(サウロン)に捕らえられ、ドル・グルドールの要塞に幽閉されてしまい、正気を失う。
(原作では、自分の名前すら覚えていなかった、となっていますね。)
どうやら予告編のこの場面によると、ガンダルフと出会って争うようですが、最終的には、地図とカギを息子のトーリンに渡してもらうよう、ガンダルフに託する。


ゆえに、ビルボの家でわれわれがトーリンの姿を見る時には、彼はこの地図を持っている。

トーリンはまた、彼の祖先の祖国奪還の失敗と、彼の民の希望をも背負っている。

彼の父親がかつて試み(そして失敗したわけだが)、トーリンもまた親族と(そして「忍びの者」と魔法使いを連れて)王国を取り戻す旅に出立する。

トーリンのその願望は、ドワーフたち、そして映画の原動力となるもので、時に強迫観念の域に達するものだが、ドラゴンに自分の家族を殺されて、祖国を焼かれ、自分たちの地下の王国の宝をベッドにして、今そのドラゴンが眠っている、となったら、ちょっと取り憑かれたようになっても不思議じゃないでしょ、とカーティスさんは言っています。

ただ、トーリンは、ただの復讐の鬼ではない。(そうそう!)

深刻で時に怒りっぽいけれども、彼の誇りと勇気が彼という人物を決定づけているのだ。

彼は知的で勇敢で勇猛な戦士であり(拍手!)そして・・・歌える!!\(^O^)/

予告編でドワーフたちのダークな歌をリードしていたのは、トーリン(アーミティッジ)の声である。歌詞はトールキンのテクストからとられており、予告編に陰のあるムードを与えている。

トーリンは王冠なき王であり、悲劇的なキャラクターである。
主人公のビルボやガンダルフ、そしてエルフや人間たちと衝突することもあるけれども、彼はただ、自分の背負った運命を成し遂げ、自分の民がかつての栄光を取り戻せるようにと努力しているだけなのである。(拍手!)

オーケンシールドというあだ名は、彼がゴブリンとの戦いの際に、オークの枝を盾として使って戦ったことに由来する。
このゴブリンとの戦いは、スマウグ襲来の後のことだが、父親のスラインが王国奪還の旅に出る前のことだった。

このアザヌルビザールの戦いが映画に登場することは、ゴブリンの長、アゾグ役がキャスティングされていることから、期待でき、楽しみである。

元の記事はこちら:

〜〜〜
というわけで〜、カーティスさんのトーリンの解説、とても満足。
ああ、リチャード・アーミティッジは、このキャラクターを演じるのに本当にぴったりだと思います。
なんだか、上のカーティス氏の解説読んでいると、ちょっとN&SのJohn Thorntonとも似ているような気もしてくるし。

コメント

_ dante ― 2012/01/17 19:37

読んでいると、どきどきしてきますね。

"そして・・・歌える!" 
はい。ここ 、ポイント高い!

_ grendel's mum ― 2012/01/17 23:42

danteさま、

はい、RAの声は私の中では一番のポイント。しゃべってくれるだけでもしびれるのに、もう歌となったらねえ・・・。

_ NEKO ― 2013/02/21 01:59

こんばんは。
「ホビット」ではじめてRAにめぐりあって、
トーリンの虜になりました。
声も姿も、彼以外のトーリンなどありえない、と思えるほどです。
これからの一年半を、ずっとかなしみをこらえつつ待てる、と思うと
むしろ原作を知らない人より自分が幸せに思える私です。

_ jade ― 2013/02/21 03:26

NEKO さま

ようこそいらっしゃいました。ここの番頭のjadeと申します。
仰る通り、RA以外のトーリンはあり得ませんね。
今年の12月にはまた彼に会えますから、あと10ヶ月の辛抱です。
それまで、ここで皆さんとRA談義を楽しんで下さい。4月17日にはDVD/BDも出ますし。

ところで、上の記事のスラインがガンダルフを襲う場面は、映画からは省かれましたね。暮れの拡大版DVD/BDに入るのかしら? それとも、特典の削除場面になるのかな?

_ grendel's mum ― 2013/02/21 10:01

NEKOさま、

ようこそいらっしゃいました〜!わ〜い、またお仲間が増えてうれしいです!\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/

トーリン・オーケンシールド役は、リチャードが演じることが運命づけられていたと思うほどですよね。

トーリン役以外にもこれまで彼が演じた数々の作品を是非楽しんでいただいて、12月までの長い時間、ますます彼への愛を深めて過ごしてくださいね!

どうぞこれからもよろしくお願いいたします!

ところで、NEKOさまって猫好きですか?私も大の猫好きです。

_ NEKO ― 2013/02/21 23:04

温かいお出迎えに感謝です☆
まるで丸いドアを開けたドワーフの気分ですよ。
NEKOは、猫好きなのではなく、自分がねこで(笑)
あたたかく、まあるく、ゴロゴロするのが大好きです。

RAはほんとにすてきですね
まだほかの作品を見ていないせいかもしれませんが、
彼の中にトーリンが入り込んでいるのか
トーリンの中にRAが入り込んでしまったのか
それさえわからないくらい、分かちがたく結びついているように思います。
わたし、ドアが開いてかすかに目礼してヌッと入ってくる時の彼がもう大好きでした。
いまはアラゴルンをさえしのぐほどです。

_ jade ― 2013/02/21 23:43

NEKOさま

はい、あの登場場面とってもいいですよね。ちょっと横向いているのも、彼の綺麗な横顔を見せてくれているのではないかと、勘ぐっています。

アラゴルンの何千倍も何万倍も素敵ですよ!

他の作品もどうぞ楽しんで、RAの多才な面をご覧下さいませ。
他のスレにもどうぞおいで下さい。

_ grendel's mum ― 2013/02/22 10:20

NEKOさま、

おお、ご自身猫でしたか!(^o^)

アラゴルンやったヴィゴもかっこよかったですが、なんと言っても、彼は声がダメ。リチャードの声の良さはもう最高ですもの〜。

jadeさま、ほら、冒頭、若きトーリンがドラゴンの黄金の病に取り憑かれていく祖父の姿をじっと眺めているシーン、あそこでもかれの横顔のシルエットをうまく演出していたなと思いません?

あれは今後、トーリン自身がDragon sicknessに冒されていくという展開の伏線にもなっている場面ですよね。

_ NEKO ― 2013/03/11 01:22

またこちらにコメントしちゃっていいのかな・・・?

実は今頃になってジャパンプレミアをはじめ関連動画をつらつらみていたんですが、そのなかでリチャード様が
「僕はトーリン・オーケンシールドを演じる最後の俳優になるはず」と確信に満ちて語っているのを見てすごくすごく共感しました。
なんか見てて涙が出てくるほど嬉しかったので
こちらに一言書かずにいられずお邪魔しました。

_ grendel's mum ― 2013/03/11 10:04

NEKOさま、

こうして前に書いた記事を生き返らせて下さるとうれしいです!(^o^)

本当にリチャードのトーリン、もう他の誰にも演じられない決定的なトーリンですし、永遠のトーリンですよね。高貴さ、脆さ、やさしさ、傲慢さ・・・色々な顔を見せてくれて、そのどれもに魅入られてしまいます。
彼が演じてくれて、なんて幸せだったのだろうとつくづく思います。それを思うとうるうるしちゃいます!

_ NEKO ― 2014/11/29 21:01

もーのすごく以前の記事をまた引っ張ってきて申し訳ありません。
いや、既出かもしれませんが、
みなさまDOSのEE版ご覧になってますでしょうか?
この記事中にあるスラインの写真、
そう、ガンダルフに襲いかかるスラインが、
EE版に登場しております!
劇場版だけ見た場合と比べると
スラインの人物像がすっかり違って見えます。
なんでカットした!!!と声を大にして言いたいです。
ふぁーざー・・・

_ grendel's mum ― 2014/11/30 01:19

NEKOさま、

うわあ、こんな記事あったこと、忘れておりました〜!(^_^;)
EE版、実はまだ・・・いけませんねえ、早速その部分、見てみます!

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