Marquette大学のトールキン・イベント ― 2013/05/18 11:11
コメント
_ jade ― 2013/05/19 00:55
_ grendel's mum ― 2013/05/19 14:43
Marquetteにトールキンのmanuscriptsを入れたのは、William Readyという人で、新設の図書館の蔵書獲得の一環で、カトリック作家であるトールキンに目をつけたようです。まだトールキンが大ブレイクする前のことですから、本当にラッキーだったわけですよね。9000点にも及ぶ手稿をたったの5000ドルなんてね。トールキン自身がすべてのホビットと指輪の手稿はマーケットに、と約束していたので、後になって出てきた草稿や、クリストファーがThe History of Middel-earthを編纂し終わった時点であらたに大学宛に送って来たそうで、つまりもちろん何の追加のお金なしにということですから、良心的ですよね。
それから、そうそう、フロドとサムが見たその月を、ピピンが見るというのも、ちゃんと表にありましたよ。月だけでなく、不吉な夜明けもそれぞれが目撃していることなども書かれていました。
私、The Fall of Arthurは発売日まで待とうと思って、まだのぞき見していません。ハードカバーもプライムで頼んだから、2日後に来るのかな。国土が広すぎて、日本と違ってプライムも翌日配達っていうわけにいかないようです。来年のカラマズーではこの作品をテーマにしたセッションも企画されているらしいですね。
_ まあちゃん ― 2013/05/20 15:41
GMさま、ご紹介ありがとうございます!ほんと、この大学は先見の明がある&トールキンもほんと律儀な方なんですね(オックスフォードは悔しかったのではないでしょうか?)手稿とか本物を見ると感動しますよね^^
今東京ではダビンチの「アトランティコ手稿」展をやってますが、感動ものではありましたが、ダビンチのメモ書きの訳がないのがちょっと残念でした。
_ jade ― 2013/05/20 19:04
だけど、そうするとクリストファーさんが編纂するのにも見られなくて、ファクシミリだかコピーだかを使って仕事したって原稿は、何なの? あ、中つ国の歴史関係のか。
_ grendel's mum ― 2013/05/20 20:51
jadeさま
そうそう、クリストファーが言っていたのは、ボードリアンにあるものでしょう。
9000点になったのは、後から送られてきた分がかなりの量だったみたいですけど、分散せず一カ所に置いておくというのは賢明。しかし、今だったら、あのMazabulの書のアートワーク一枚だって買えないでしょうに。
まあちゃん、
そうですね、手稿ってやっぱり作者のスピリットを感じられるというか、魅力的ですね。ダビンチの展覧会、おもしろいものをやっているんですね。
_ jade ― 2013/05/23 11:49
ところで、これに合わせてボードリアン図書館で、この原稿の初展示が行われています。うう、いいな〜。見たいわぁ。
http://tolkienlibrary.com/press/1085-Fall-of-Arthur-Manuscript-Publication-Exhibition.php
_ grendel's mum ― 2013/05/23 13:27
うわあ、ありがとうございます!うれし〜〜〜、この展覧会、すっごく楽しみです。クリストファー、編集が終わったので、原稿をボードリアンに預けたってわけかしら。まだ彼が持っているものってけっこうあるはず・・・。
トールキンだけでなく、ルイスとかプルマンとかアラン・ガーナーとかのもあるのね、わ〜い!
まだこちらは23日まで30分ほどありますが、あれ、日本のamazonでKindle買ったんだからもう届いているかも・・・おおお、もう届いておりました!でも今から読んでたら明日起きられない・・・ああ、どうしよう。
明日、ハードカバーも配達されるはずだし〜。∈^0^∋
_ jade ― 2013/05/23 16:50
_ jade ― 2013/05/23 17:04
GM さまは、日本のとアカウントの統合をしているのですか? わたしは、統合してしまって読めなくなるのがあると困るし(それほど入っていないけど)、なんか面倒。
_ grendel's mum ― 2013/05/24 07:33
今帰宅したとことなので、これからFall of Arthur読みます!
私が今持って来ているiPadは、Kindleには日本のamazonで買ったものが一杯入っているので、怖くてアカウント統合って試していません。アメリカのKindleは、古い日本に置いてきた(息子が今は使っている)iPadに入るようになっているのです。
日米両方のKindle storeを一つのiPadで使うには、アカウントの統合が必要ということになるようで、なんとかそんなことしないで済ませられないかとけっこう試行錯誤してみましたが、挫折。
まあそんなことより早く読もうっと!
_ grendel's mum ― 2013/05/24 11:24
The Fall of Arthurのオーディオブックはリチャード・アーミティッジでどうかお願いします!
古英語の頭韻を現代英語の詩に活かそうとしたトールキンの試み、リチャードなら上手に頭韻を響かせて読んでくれます、絶対。
このトールキンの翻案、未完なのが残念ですが、でもカーペンターが伝記で引用していたグウェネヴィアに対するモードレッドの邪念の場面しか、今まで明かにされていなかったのですもの。未完とはいえ、これだけ読ませてもらえれば十分満足がいきます。
面白かったですねえ。トールキンの作品の中で、こういう暗い性の情念を描いた場面って例外的じゃないでしょうか。モードレッドがグウェネヴィアの部屋へ登っていく場面なんてドキドキしちゃいました。それに、ランスロットとの関係も中世の作品よりロマンティックでいいわ。
短い詩ですが、その後のクリストファーによる解説が圧巻です。来年のカラマズーの中世学会ではこのThe Fall of Arthurのセッションが予定されているようですが、クリストファーがこんなに徹底してやっちゃったら研究者の出番がなくなって、彼らが困るんじゃないの〜、なんてそんなことはないか。
ああ、久しぶりに興奮しました〜。もう一回読んでから寝ようっと。
_ jade ― 2013/05/25 00:23
え〜〜、もう読んだの! わたしは、前書きだけ読んだけど、あとは明日が終わらないとお預けだわ〜。
HarperCollinsへのお願いは、Twitter でつぶやくべし。ここで、日本語で言っていてもしょうがないでしょうが。
_ grendel's mum ― 2013/05/25 02:16
あはは、確かに。ねえ、やっぱりKindle版より本がいいわね、こういうのは。ハードカバーといっても紙が軽いから重たくない。
クリストファーって1924年生まれで88歳なのね。これがほんとに最後の大仕事ってことね。すごい気合いの入れ方よ〜、お楽しみに。
_ jade ― 2013/06/09 02:35
http://notionclubpapers.blogspot.jp/2013/06/review-of-fall-of-arthur-by-jrr-tolkien.html
うう、仕事が溜まりすぎていて、というか溜まる一方なのに飛び込みの仕事まであって、いまだにちゃんと読んでいません。
_ grendel's mum ― 2013/06/09 04:05
クリストファーの解説が本の大半を占めるといっても過言ではないので、とりあえず詩の部分だけならそう長くないわよ。
本格的な書評はまだこれからでしょうね。
_ jade ― 2013/06/14 20:37
'Children of Hurin' のサイン入り豪華本がeBay に出ています。アラン・リーともう一人はクリストファーのサインかな?
ただ今$500です。
http://www.ebay.com/itm/Tolkien-Children-of-Hurin-Deluxe-Signed-Edition-/251289633805?
_ grendel's mum ― 2013/06/15 04:01
アラン・リーとクリストファーのサインですね。むずむず。
ボードリアンのMagical Booksという展示のことも記事にしなければね。ところが、これ、さすがと言うしかないコレクションの数々で(The Conversation with Smaugもあります)、それなのに、展示作品のリストさえないんですよお。あまりにお宝持ちすぎていて、無造作?日本だったら、豪華カタログ作っちゃうような展示なのにねえ。
自分でノートとるしかなくて・・・はい、そのうちやります。
_ jade ― 2013/06/16 01:02
ところで、今日はね、ビアズリーの絵がついたマロリーが40万円弱で出ていました。
_ jade ― 2013/06/19 01:27
http://www.tolkienestate.com/the-fall-of-arthur/
_ jade ― 2013/06/19 01:37
http://news.mymiddleearth.com/2013/06/18/previously-unknown-tolkien-poem-discovered/
束教授の、これまで知られていなかった詩が見つかりました。
_ grendel's mum ― 2013/06/19 07:46
これまた貴重な情報、ありがとうございます。この発見された詩、トールキン・エステイトの管理下にないから、こうして発表できてよかった。
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うわぁ〜〜ん、いいなあ! この大学凄いお得な買い物しましたね。57年の段階でトールキンに眼を付けるなんて、誰が選んだのでしょうね。まだ米国でブレイクする前ですものね。米国でブレイクするのは60年代でしょ。
指輪の中での対照表、欲しい。わたしは、なかなかあっちの話とこっちの話がつながらないのです。
月と言えば、フロドとサムが十字路で倒れた石像の頭に花の冠があるのに気がつく場面の月と、ガン爺とピピン(だったかな?)が見ている月が同じだというのは、どっかで読むまでてんで気がついていませんでした。だって、本では随分離れていますものね。
ところで、来週はいよいよ 'The Fall of Arthur' の発売ですね! GMさまはkindle で読めますね。わたしは未だに kindle 版はどうしようか迷っています。