リチャード・アーミティッジ主演の『るつぼ』の原作背景解説 by Emmaさま ― 2014/06/10 11:22
コメント
_ miki ― 2014/06/10 18:16
ホビットの前倒し公開めちゃくちゃ嬉しいですねー!また3月まで待たなきゃいけないのか…と絶望していたので本当に嬉しいニュース(≧∇≦)公開が待ち遠しいです!8月のInto The Stormの公開も楽しみですねー(^∇^)
Emma様詳しい解説ありがとうございます!
_ grendel's mum ― 2014/06/10 20:44
ほんと、今年はRA豊作!(^o^)
Emmaさまもご指摘のように、セーラムの魔女裁判は赤狩りの恐怖とも重なるし、現代にもつながるテーマで、だからこそリチャードもこの戯曲、そしてこの役、やりたかったのでしょうね。
_ dante ― 2014/06/10 20:46
読めば読むほど怖いけど、リチャード観に行きたいなぁ。
こけら落とし、もうすぐなんですね!
『ホビット』の前倒し、シャーロック効果? 嬉しいです☆
タイトルはちょっと残念ですが。
しかし、年に3回、リチャードが大画面でって、すごい!!
_ Emma ― 2014/06/11 03:02
解説で怖がらせすぎたかな、と少々反省。
短い戯曲なのでぜひお読みになってくださいませ。現実味のある(ありすぎる)映画版ほどこわくないはず。
ミラーの戯曲自体はさらっとすすみます。劇として上演されても、実際に背景の情報に言及されることも少なく、とんとん話が進みます。
舞台装置も簡素で抽象的でしょうね、集会所、ジョンの家、取り調べ室くらいなので、テーブルとイスだけ?
ハムレットの名セリフ同様、ジョン・プロクターが告白するかどうかで悩む心の動きなどに注目して、Big pictureは眼中になし、という観客が多いと予想。
ロンドンの観客が17世紀末USの魔女裁判やUS戦後の赤狩りに詳しとは考えにくいですし、良くも悪くも。
能の「松風」、「葵上」、「野宮」を見るとき「源氏物語」の知識がなくても鑑賞はでき、知識があればより深く味わえるようなものでしょうか。
でもリチャードファンは彼のこの役への意気込みを感じて、事前に戯曲を読み時代背景などを調べていそうですね。
_ jade ― 2014/06/12 03:01
http://www.oldvictheatre.com/whats-on/2014/the-crucible/
昨日は電車が事故で架線が切れた上に、線路の下が陥没したとかで
、5時間近く電車が止まり、家に帰り着いたのは10時を回っていました。(-。-; それから、レトルト・カレーとフカヒレ・スープでお腹を満たしたのはもう11時でした〜。ヽ(´o`;
_ jade ― 2014/06/12 17:17
https://twitter.com/RAnetdotcom/status/476840252397850624/photo/1
それと、Oakentoon #70-72です。#71 の最後の台詞は、「つっこむな」ってことでいいのかな。
http://www.theonering.net/torwp/2014/06/12/89949-oakentoon-70-leader-of-our-company-oakentoon-71-the-desolation-of-bilbo-oakentoon-72-on-the-matter-of-romance/
_ grendel's mum ― 2014/06/13 01:26
映画ほど舞台や本は怖くないと思います。
danteさまが怖がっていらした映画版、もう手元に届いているのですが。早く見なければ!
Emmaさま、
はい、RAファンはしっかり予習している人多いような気がします。最近海外のサイト、すっかりご無沙汰しちゃっていて分かりませんが、きっとあれこれディスカッションしていることでしょう。
jadeさま、
チラシありがとうございます。上の記事、写真をチラシに置き換えました。
それにしても、電車事故大変だったんですね。なんだか最近事故多いような・・。
_ jade ― 2014/06/13 23:17
ただ、リチャードの写真が裏返っているとの指摘がコメントに・・・またかいな。
https://www.facebook.com/OldVicTheatre/photos/a.162244797184.98611.116694452184/10151887732782185/?type=1&theater
ちなみに、2枚目は、上のちらしの右側の写真。RA central に上がっています。
http://richardarmitagecentral.co.uk/racwordpress/wp-content/uploads/2014/06/BpxnPdzIgAAB4p-.jpg-large.jpg
ポスターはそれぞれ£2.5で劇場で買えるそうです。
_ まあちゃん ― 2014/06/14 05:15
Emmaさま
わ~すごい解説ありがとうございます!ですが!Emmaさまの解説を読んで自分が先入観を持ちたくないので、1回目を見てから読ませていただきます。
ところで、これ。。。リンク先読めますでしょうか?サイン入りポスター、2名様にプレゼントだそうですよ。ただし、Old Vicのメールニュース配信など、Registerしないとだめみたいですが。
https://www.facebook.com/pages/The-Armitage-Army-Italia/610911248985998
_ grendel's mum ― 2014/06/14 22:31
おお、素敵!ひっくり返っていない写真っていうのがあったので、それを上に追加しますね。RA centralのも一緒に。
ありがとうございます。
まあちゃん、
FBのリンクありがとうございます!私、Old Vicのチケット買った際に気付かないうちに登録していたみたいでニュースとか来るんですけど、海外にも送ってくれるかなあ。
ポスターは劇場で買おうと思っていますが。
_ Emma ― 2014/06/15 08:12
な、何ですか、リチャード上半身裸体?
まさか、戯曲ではさらりと一行でおわっている告白を強要する拷問?
女性ファンへのサービスをBBCに習ったとか。ソールドアウト+当日の立見席まで売りたい?ヅカみたいにそういう券もあるのかしら 汗
あれ、こけら落とし公演って、リチャードの舞台直前にOld Vic 改装でもしたのかしら?この春Kevin SpaceyのAD10周年を記念する舞台をやりましたよね、たしか。
今回のコネクションでKevinのHouse of Cardsへゲスト出演、さらにRAが興味をしめしていたUSのケーブルTVドラマへ進出の足がかりができるといいですね。
_ grendel's mum ― 2014/06/15 09:35
私もなぜ上半身裸?と思いましたが、舞台でも見られるのか?と思わせる作戦でしょうか。ちょっと・・・気になります。(^0^;)
でもこの写真、拡大してよく眺めると、顔にも背中にも拷問の跡(?)と思われるものがあり、うう、あまりつらいシーンでないことを願います。
USケーブルTVドラマ、実現したらGraceさまをはじめ、在米ファンはうれしいですよね〜!
jadeさま、
Oakentoon記事にしようかな。#71の最後のは、「それ以上言うな」って感じでしょうか。キレる寸前のトーリンさまなのでしょう。
_ jade ― 2014/06/15 10:13
上の記事に2枚目のポスターもつけないと、「これがポスターを正しい向きに換えたもの」って言っても、記事だけ見ると意味不明ですわ。
_ kaori ― 2014/06/15 16:07
FBでも見たのですが どうしても300が浮かんじゃう。
ジェリーファンの方 怒る???
_ grendel's mum ― 2014/06/15 19:24
なるほど。元のポスター、上に追加しました。
kaoriさま、
はい、私も同感です。jadeさまも?
_ jade ― 2014/06/15 21:42
ところで、今たまたまTVのチャンネルを変えたら、ジェリーの『300』をやっています。もう終わるけど。でも、吹き替えだと、他人がやっているみたいに感じます。(; ̄O ̄) あ〜、スパルタ人全滅しました。
_ grendel's mum ― 2014/06/16 21:46
はい、ヒュー・ジャックマンにも似てますよね。まだリチャードが映画デビューする前、リチャードの面影を求めて、ヒュー・ジャックマンの映画見ていたぐらいですもの。
_ jade ― 2014/06/16 22:32
_ kaori ― 2014/06/17 10:13
_ grendel's mum ― 2014/06/17 16:49
ヒュー・ジャックマンの目は丸くてちょっとかわいのですが、リチャードの目はずっと神秘的です!
たしかに骨格は似ているかもしれないけど、やっぱり目ですよ、目!
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://ympetre.asablo.jp/blog/2014/06/10/7341125/tb







現在の三権分離には無縁で、Theocracy,つまり教会の指導者(牧師)が裁判の判決を下しています。法を預かる人たちも、その上にいる植民地を治める人たちも事なかれ主義で判決にさからいません。
これが劇の最後ごろ、John Proctorが告白する、いや告白を取り下げる、と悶々とするあたりに関わる登場人物たちの背景です。
権威をふりかざす偽善的で自分の教育が自慢でしかたがないパリス牧師は劇の前半から大活躍。いや~むかつくキャラです 怒
現代人の私たちには奇異な「悪魔か霊につかれた」子供たちの行動で被告がウイッチ・クラフトをしていたとの罪が判断される、ってなんともはや、ひたすら恐ろしいです。
集団ヒステリーみたいなものでしょうかね。この劇では首謀者アビゲイルが彼女の思いを遂げるべく村の子供たちを操っているわけです。
Peoples Temple、Waco他、20世紀のUSでも宗教の集団行動で怖い事件が起きましたので、恐怖におののく子供たちを操るのは悪智恵の働くアビーには簡単だったことでしょう。
劇の最初ごろにでてくる森の中で少女たちが裸でダンスをしていたところへアビーの伯父のパリス牧師が現れ、一連の告発のきっかけになった事件。当時の教会ではダンスは異教崇拝につながるという理解で禁止。
ピューリタン移民の信仰は新教の英国国教会から派生分離し他グループや大陸の改革派(カルヴァン派)の教えが入っていたりします。
教会統治の制度はCongregationism、このため牧師の採用や報酬を教会信者による投票で決めています。劇の最後にパリス牧師を追い出すことを採決したり。万歳!
カルヴァン派の当時の教会は勤勉さを大事にし、華美な建物や儀式には反対。いわゆる讃美歌もダメで、詩編をメロディに乗せて歌うのみ。英国国教会の祈祷書もダメ、他いろいろダメなこと多し。
日曜日の礼拝中に笑ったせいで教会籍剥奪とか。(そりゃ不謹慎な行動ではあるけれど)
安息日(キリスト教では日曜日)には移動の距離が決まっていたり(旅行はダメ)仕事をしてはいけないという教えを無視してJohn Proctorは畑仕事をするので文句言われてます。
お友達のお爺さんが、「黙っているだけで他にもやってるよ」と肩をもってくれますが、この弁護士顔負けに自分の権利に詳しくなっているお爺さんの言動、なかなかです。
そのお爺さん相手にいろいろ所有権争いをする大地主(この魔女裁判で一番得をした人)のやり取り、これはセーラム周辺で当時土地の取得、拡張他でもめていたそうで、この劇にも大事な背景として描きこまれています。
処刑された被告の土地は没収され、大地主、金持ちが買い取ってさらに太る仕組み。この金持ちは彼の娘が村人を魔女狩りで責めるとき、娘が役に立つ、と喜ぶ発言をしていますが、彼は被害者の農地を手に入れる算段をしているわけです。
劇の後書きに言及されている、魔女裁判が20年近く後に翻され、被害者と家族へ金銭的な補償が行われたことと、皆が被害者たちに同情的ではなかったとあります。被害者たちから奪って太った人たちには良心の呵責はなかったのでしょう。
以上が劇の政治、宗教、経済、法治の背景ダイジェストですが、この上に作者自身が戦後のUSで巻き込まれた赤狩りをかぶせています。
ウイッチクラフトをすると責められた人を共産主義信奉者もしくはシンパ、と重ねています。
仕事他の仲間からの告発を恐れていた人々。政治家、芸能界をまきこんだRed scare。その結果、戦後USではFBIとCIAの情報収集能力が激減して国益を損なったそうです。ごく最近、戦後赤!と糾弾されていた人々が実際に旧ソ連シンパだったケースも多かったと報道されていました。日本の戦後ではレッド・パージと表現?これもでも集団ヒステリー現象の恐怖ですね。
自由を謳歌するUSでも時折烏合の衆扇動で政策はおろか法律さえも右から左、また右へと揺れて恐怖ですが、世界各地、21世紀の現在もこの作品が取り上げているメッセージは身近な恐怖。未だに世界で繰り返し上演されるわけですね。