リチャード・アーミティッジ インタビュー@The Telegraph2014/06/26 18:47

テレグラフ紙に掲載された、ロンドンのThe Old Vicで始まったばかりのThe Crucible(『るつぼ』)についての、リチャード・アーミティッジのインタビューです:


リハーサルの後に行われたインタビューのようですが、原作の舞台となっている17世紀のセイラムの魔女狩り、作者アーサー・ミラー自身の背景と関わる1950年代の赤狩りだけでなく、今日にも、そしてこれからの時代にも、繰り返されるであろう、人が人を陥れ滅ぼしていくという問題を扱うこの戯曲、リチャードの意気込みは大変なもののようです。

戯曲が描く時代の男性、女性のセクシュアリティ、思春期前の少女の脆さといった扱いにくい問題にもがっつり取り組んだ演出になっているようです。

テレビや映画で名前が売れることで、自分が本当にやりたいと思う舞台の役を獲得したいと思っていたというリチャード。まさに夢が叶ったというわけですね。

女性たちが彼のことをセクシーだと思い、Youtubeをみればセクシーなリチャードへの妄想があふれているけれど、彼は自分ではそういうものは見ないし、ツイッターもFacebookもやらないから、自惚れなくてすむのだとのこと。

このインタビュー、ちょっと目新しい話題としては、リチャードがプライベート・ライフを人に明かさないことから、彼がゲイではないかという憶測まで出ていることについて、本人に聞いていることでしょうか。

リチャードは、誰であろうと、プライベート・ライフは守られるべきだと思っているけれど、自分のセクシュアリティに関してそう思っているわけではない。ただ、それは自分が演技というアートを通して伝えようとしていることと無関係だと思っていて、自分の主な関心は常に演技の問題にあるから、それと関係ない噂やら憶測は気に留めない、と煙に巻いて(?)います。
う〜ん、なんだか・・・気になる発言。

またリチャードが言うには、自分は体が大きくて、もしそれを誇示して大声でしゃべったら、威嚇的になるだろう、意識的に人を威圧しないようにと思ってシャイになっている面があるそうです。

13年ぶりに舞台に戻った新鮮な体験からすばらしい啓示を受けていて、この舞台をつとめ終わった時には、俳優として新たな境地を得ていることだろうとのこと。

新生リチャードの姿をまた映画やテレビで見られる日、楽しみですね!
まずは、9月までの舞台、元気で乗り切ってほしいです!




それからこれはmikiさまが見つけてくださった、パンフレットとポスターの画像:

コメント

_ miki ― 2014/06/26 23:49

リチャードのインタビュー訳ありがとうございます!
ゲイ疑惑を本人に直接聞いてしまうところすごいですねー。
自分の身長が高くて威圧してしまうのではないかと気にしてしまうなんて…リチャードらしいですね。

パンフレットしっかりお顔が載ってましたね( ^ω^ )かっこいい!

_ まあちゃん ― 2014/06/27 03:43

おはようございます^^

GMさま

セクシャリティについては、リチャードの返答は正解だと思いますよ。たとえば、ゲイだとカミングアウトしたら、ロマンスの主役はもう来ないでしょうし、下手にプライベートライフを言うことによって、オファーされる役が制限されるのってどうかと思うんですよね。まあルーク・エヴァンスはカミングアウトしたことで俳優の仕事には支障はない、と言ってますが、キャスティングもマーケティングなので、多少は影響してると、私は思います。(って書くとまるでリチャードがゲイのようですが、そうは思ってないですよ)それに俳優の仕事の一つはファンに夢を与えるということもあると思うし(楽しく妄想してもらうとも言うけど)なのでこの曖昧さでまた物議を醸しだすかどうかはわかりませんが、良いんではないでしょうか?「隠す気がない」と言ってるんだから、違うんですよ。だっていずれ結婚なりしたらはっきりわかることでしょうしね。きっとプレミアなり、ロケなりにつれて行くでしょうからね。

FBではむしろ「もうシャイじゃない」発言の方に反応してる方が多かったですよ^^

Mikiさま

わ~素敵ですね^^ ありがとうございます^^ これって劇場で売ってるのかしら?欲しい方、買ってきましょうか?と、ここですごいスコールが。。。晴れてるのに土砂降りって?さすがハワイだわ^^;

_ grendel's mum ― 2014/06/27 20:33

mikiさま、

上に書きませんでしたが、この舞台が「るつぼ」のように円形をしていて観客もステージの向こう側の観客のことを観察できるっていうところが、この舞台のエキサイティングなところだって、リチャードが言っています。けっこう舞台と観客席が一体感のある舞台なのかな〜。

まあちゃん、

リチャード、前と比べたらホビットの広報で世界中を飛び回ったからずいぶんシャイじゃなくなったのでしょうけれど、でもまだとっても奥ゆかしい感じで、そこがいいところですよね。

リチャード、私生活のことでごたごた詮索するより、演技を見てほしい!っていうメッセージを発していて、気持ちいいですね。

今日も東京はゲリラ豪雨みたいなのがあったし、ほんとに異常気象です。ハワイの晴れてるのに土砂降りっていうのとは違いますけどね。

The Crucibleのパンフレットやポスターがほしい方、おっしゃって下さいね。このブログにいらして下さる方の分ぐらいなら買ってこられると思います。

_ miki ― 2014/06/27 23:59

まぁちゃん 様
多分劇場かと。まぁちゃん様も舞台行かれるんですか?いいなぁ(^∇^)

GMさま
実際は分かりませんが…観客と距離が近いって聞きました。円形!それは劇場が一体になりやすいですね。

_ NEKO ― 2014/06/28 11:42

>私生活のことでごたごた詮索するより、演技を見てほしい

すみません
mixiでマイミクさんの日記にコメントした内容をそっくりそのままちょっとここに載せてみます。

帰宅する。
自分でドア横のスイッチで電気をつけ、オルクリストを無造作に傘立てにほうり込む。
無言で部屋を横切りながら上着を脱ぎ、タイをはずし、散らかしはせず椅子の背にかけ、
バスルームに向かう。
シャワーを浴びてローブに着替え、冷蔵庫からビールかワインを出してグラスにそそぎ、
思いついてチーズも少し持ってきてかじりながら郵便物に目を通す。
・・・といったような動作がすごく似合いそうなキャラクターなんだよね、RAって。
めったに激昂しないし、バカ騒ぎはしても下品にはならず、もさっとはしてないけどダンディーすぎるふるまいはしない。
仮にどんな女性がパートナーでも、心をこめて愛し、誠実に向き合って生きていこうとするだろうけど
「演じる」ということから完全に自由になれる瞬間はたぶん、彼には訪れないのだろう。
だから、独り身なんだと思うよ。
賭けてもいいけど、かれは男色でもバイセクシャルでもないだろうと思う。
彼は、パートナーがいて初めて完結するタイプの人間じゃないんだよね。
なんとなくだけど、解る気がする。

_ さりぃ ― 2014/06/28 19:31

あー。なんてすばらしいんでしょ。
素敵すぎます。ここに来ると魅力が増して見えるのは気のせいかしら・・

舞台観に行きたいです。
でも行けませんのでGMさまの生レポートを楽しみにしてます。
すみません。つい書き込みしてしまいました^^

_ grendel's mum ― 2014/06/28 21:18

mikiさま、

劇場の写真をご覧になると、観客と舞台との一体感、なんとなく分かりますよ:

https://twitter.com/johnmclarke/status/480417525256454144

http://instagram.com/p/prxnCzt5UP

NEKOさま、

うわ〜、もうリチャードの姿が彷彿としちゃう描写です〜!
リチャード、ビールよりワインの方が好きみたいだから、冷えた白ワインかしらね。
リチャード、「パートナーがいて初めて完結するタイプの人間じゃない」ってなるほどね〜。
それに、ゲイやバイじゃないって公言すると、差別意識を持っているように取られるかもしれないし、それは彼としては不本意なのでしょうから、あの答え方、実はとっても賢かったのかなと思います。

さりぃさま、

舞台でのリチャードの魅力、ちゃんとお伝えできるか不安ですが、でも必ず報告しますね!
一番早く観劇できるのはSootyさまですけれど(←って別にプレッシャーかけてるわけじゃありません!)

_ Sooty ― 2014/06/28 22:20

gm さま、皆様

7月1日に観劇できるのがとても嬉しく、楽しみにしているのに、実はまだヘタレな私(主に体力的な意味で)をこちらで暖かく励まして下さり、本当どうもありがとうございます。プレッシャーを前向きに受けとめ、来週ロンドンへ遠征して参ります。今回せっかく泊まりがけで行くので、他にも幾つか芝居を見られないかと画策もしているのですが…(Donmar Warehouse の Fathers & Sons ←当日券狙い と、Trafalgar Studios のマーティン版リチャード三世 1st week)

レポートを、興奮しすぎず書かなくては。と今から気合いを入れて。がんばります。

_ Emma ― 2014/06/29 05:35

gmさま

08年のある映画でゲイを演じたアクター、今回のリチャードと似たことを言っていましたが、昨年ゲイとして同性と結婚。
この言いかた、ストレートではない、でもキャリアを守るために明言は避けたいケースが多いかな。
リチャードがゲイ・バイ、ストレート、いずれであってもかまいません。なんでよりによって、こんな人?という女性とカップルになるのはいやだけど 笑
彼の演技とインタビューなどで伺える人柄が好きなのでそれであってもファンは続けますけどね。

_ まあちゃん ― 2014/06/29 06:12

こんにちは^^

NEKOさま
きゃあ~素敵です^^ ありがとうございます^^ 確かにパートナーなしでも全然平気なのかもしれませんね(ってかくと語弊があるかしら?家族が欲しいって言ってるのにね)でも長く一人だったらむしろ一人の方が楽なのかしら?とも思ったりってまたこんなこと書いたら語弊が!すみません!

GMさま
確かに変に否定すると、ゲイやバイの方に失礼かも、とも思ったのかもしれませんよね!素晴らしい心遣いですよね^^

さりぃさま
SootyさまとGMさまのレポートに期待しましょう^^ って私も行くんですけど、パソコンはもっていきませんので、レポートはハワイに戻ってからか、iPhoneからか・・・でしょうか?

Sootyさま
感想お待ちしています^^ (プレッシャーかけていませんよ!)他の舞台も見れるといいですね^^

Emmaさま
また~そういうことを書く~!(笑)でもまあリチャードが選んだ人ならば性別関係なく、おめでとうと言いたいですね^^

_ satsuki ― 2014/06/29 07:56

mikiさま
パンフレットの画像ありがとうございます!

gmさま、まあちゃん、Sootyさまのレポートがとっても楽しみです!^_^

このリンク↓、既に紹介済かもしれませんが^_^
http://marianaluthor.tumblr.com/post/89558719608

http://did-you-make-these-bunssss.tumblr.com/post/89594269547/from-namadawi-wakanda-shared-with-permission

http://crucibleoldvic.tumblr.com/post/89585299685/credits-x

_ Emma ― 2014/06/29 08:03

Sootyさま

もうすぐですね!レポートお待ちしております、はい、しっかりプレッャーかけてます ははは 
ちゃちゃっと英語で報告なら直ちに和訳してくれる方々もいらっしゃいますゆえ。日英どちらでも楽な方でどうぞ。(おっと、これを言うのはgmさまの役目でした。失礼いたしました。)
私はここへコメントしながら、TV見ていると頭が英語にかわってタイプする手が凍ったり。

円形の上最前列なんて、リチャードに触れそうな近さですよね。うう、いいなあ劇場でご覧になれる方たち。丸い劇場はグリーク・シアターの経験しかないので、まるっきり円形、しかもあの写真で見る舞台の近さ、想像さえできません。

まあちゃん

ははは、やばかったかしら? 周囲にゲイやレズが当たり前にいる環境が長いので。私の感覚は日本のリチャードファンたちの多くとは違うかもしれないですね。
リチャードをセクシー!と夢中なファンは日本以外にも多そうですし、そうした女性ファンたちの反応を”I still don't get it."というリチャード、がこれまた素敵と思うのでした ははは

_ NEKO ― 2014/06/29 11:09

ええ、リチャードがゲイでもバイでもまるっきりかまわないです(笑)
そんなことより彼の演技がなにしろいちばんですものね。

劇場へ向かわれる皆様、どうかよい旅を!
リチャードのプロクターにがっちりノックアウトされてきてください(笑)
れぽ心待ちにしてます!!

_ grendel's mum ― 2014/06/29 11:11

Sootyさま、

体調大丈夫ですか?どうぞどうぞご無理のないように!
ちょっとお家に帰られてゆっくりなさってからで全然構いませんよ。気長に待ってます!

Satsukiさま、

リンク、ありがとうとざいます!ファンの写真はいくつか目にしましたが、これは初めて。動画もあるんですね。楽屋口、なんだか狭い路地みたいなところで雰囲気伝わってきました!

まあちゃん、

私のパソコンを使うという手もありますよ。(^_-)-☆

Emmaさま、

あはは、大丈夫ですよ。私も同意見です。
あんなに世界中の女性たちからきゃーきゃー言われる体験、『ホビット』でさんざんしたのに、"I still don't get it"には笑っちゃいますよね。ほんと、そこが彼のいいところ!

_ grendel's mum ― 2014/06/29 14:11

NEKOさま、

はい!おっしゃるとおり!ここに集うファンはみな、リチャードの演技に、俳優としての彼に惚れたんですものね。

間近でリチャード見たら、すでにノックアウトされている私は一体どうなってしまうでしょうか〜。

_ NEKO ― 2014/06/29 17:31

gmさま
>間近でリチャード見たら、すでにノックアウトされている私は一体どうなってしまうでしょうか〜。

答えは簡単!
永遠のその先までRAの虜となる、んですよきっと(笑)
いいなぁうらやましい。
あ、でもわたし「2.5次元の彼」のファンだからなぁ・・・

すみません、「帰宅後のRA」がウケたので図に乗って
つぎの、「るつぼ」の舞台写真のスレッドに
「2.5次元の彼を愛するファンからの手紙」を
コピペしてしまいます。
「アカン!」と思われたらgmさまお手数ですが削除か
もしくはお叱りを・・・(^_^.)

_ clarice ― 2014/06/29 21:20

NEKOさま

全く、同感!思わず頷いてしまった・・・
彼の場合、強がりでも何でもなく、一人の方が心地よいのだと思う。
あくまでも”演技”の高みを目指している。思考の次元が違う。

>「演じる」ということから完全に自由になれる瞬間はたぶん、彼には訪れないのだろう
>パートナーがいて初めて完結するタイプの人間じゃない

昔からのインタビューを読んでて、全くの同感。

_ まあちゃん ― 2014/06/30 04:39

おはようございます^^

GMさま
パソコン。。。貸していただいても長いレポートは書かないかも!?(あ、すみません)でも短めコメントをサクサクとでしたら(あとレスターの旅もありますしね^^)ありがとうございます^^

NEKOさま
はい、もう生RAをみたら一生虜、ということで^^
あと、NEKOさまが2.5次元へ行くという手もありますよ。今回の舞台、Stallsと呼ばれる1階席はほんと舞台に近いし、一体感ありそうなので、それこそ2.5次元の体験では、と思ったり。。。!まだ見てない&原作を読んでいませんが、一緒に村人として参加してる気分になるんでは、なんて勝手に思ってるんですけど!?

Clariceさま
お久しぶりです^^ 私もそう思います!無事生RAに会えたら「日本のClariceが "よろしくね"と言ってます」と伝えておきます!?

_ grendel's mum ― 2014/06/30 19:22

NEKOさま、

すてきなお手紙、ほんとにありがとうございました!ファンレターの最高傑作です!\(^O^)/

うわあ、「永遠のその先までRAの虜」!どうしましょう!

Clariceさま、

お久しぶりです。そうですね・・・でも私、リチャードが健康で彼が心からくつろげる家庭を築けるような女性と出会って、パパになってほしいとも思うんですよね〜。

まあちゃん、

あはは、冗談ですよ!大丈夫、「レポ書きなさい!」ってパソコンの前に座らせたりしませんよ。(^0^;)

舞台、たしかに観客は村人の一人の感覚かも。うわあ、そうすると、ものすごくつらい問題を突きつけられてそれを共有することになって、大変な体験になりそうですね・・・。ああ、でもリチャードは毎日毎日、これから9月までジョン・プロクターを生きるんだから、それってものすごい強靱な精神力を要しますね。

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