映画.com 『ホビット』通信(1)2012/04/05 12:08

映画.comの「ホビット通信」、第一章が出ました。

「すべてはここから始まった!『ロード・オブ・ザ・リング』3部作総集編!<前編>です。

LotRの三部作が公開されたのは、もう11年も前のことですので、当時まだ小学生だった子供たちが、今は大学生。あらたなオーディエンス獲得には、この映画.comの戦略、不可欠なのでしょうね。

映画の観点から言うと、たしかにLotRが先で、その前編として『ホビット』が作られるわけですので、まずは2001〜2003年の復習を、というわけです。

映画公開に向けて、楽しみなサイトですね。

しつこいですけど、映画.comさま、「リチャード・アーミティッジ」でお願いします。
「アーミテージ」はやめて〜〜!


映画『ホビット』で大ブレイクするスターは?2012/04/13 08:36

                     ♥ 答えはもちろんリチャード・アーミティッジ!!♥


これ、私やRAファンのみなさまが思っているだけではないのです。

TheOneRing.netのラリー・カーティス氏、最近ピーター・ジャクソンから招待を受けて、撮影のセットに乗り込んだ、あのカーティス氏が書いている記事なのです。

記事にしよう、しようと思っていてずいぶん時間が経ってしまいましたが(すみません)、改めてご紹介します:

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超大作映画が映画スターを生む!

アクション映画で英雄的な役を演じたことをきっかけに、まったく無名の俳優が超有名人になる・・・それなら今度の『ホビット』ほどすごいチャンスはありません。なんといっても予算50億ドルなんていう、超大作なんていうのを超えちゃうすごい映画なんですから、「超大作映画が映画スターを生む」のならば・・・間違いなくすごいスターが生まれるはず。

映画The Lord of the Ringsのピーター・ジャクソン監督は、知る人ぞ知る、実はスター誕生に多々貢献しているのです。オーランド・ブルームしかり、ヴィゴ・モーテセンしかり。そして、『タイタニック』で有名なあのケイト・ウィンスレットも、ジャクソン監督の小作品出演がきっかけで世に出たのですね。

俳優で食べていこうと思っている者なら誰でも、ジャクソン監督と仕事がしたいと思うでしょう。
スター誕生を確約してくれるジャクソン監督作品—今年12月に公開される『ホビット』—では、さて誰が一番の期待の星かな?というわけです。

ここでカーティス氏が一番に挙げているのが、じゃ〜ん、我らがリチャード・アーミティッジ!∈^0^∋

RAは 献身的なファンに恵まれ(*^_^*)、まだ一般の知名度は低いけれど、それも時間の問題でしょう。『キャプテン・アメリカ』にも出演した彼は才能豊かで、感情的に苛まれるドワーフ王トーリン・オーケンシールド役は、RAの才能を存分に発揮する機会となるでしょう。
(^o^)

トーリンは複雑で葛藤に満ちたキャラクターであり、登場場面も多いし、なんといっても、ビルボが一緒に旅するドワーフの中で最も英雄的。そして〜、予告編での歌声からもおわかりのように、彼のトレードマークであるバリトンの声♥の魅力を発揮する機会も!
(カーティスさん、絶対RAのファンですよね。)

RAの他には、「ホットなドワーフ」としてキーリ役のエイドリアン・ターナーとフィーリ役のディーン・オゴーマン、バード役のルーク・エヴァンズ、ホビットのビルボを演ずるマーティン・フリーマン、そしてドラゴンのスマウグとサウロンの声をやるベネディクト・カンバーバッチの名前があげられています。

そしてカーティス氏が選んだTHE WINNERはリチャード・アーミティッジ!\(^O^)/


キャリアの急上昇ではRAが究極の勝者でしょう、という予想。はい、その通りだと思います。

カーティス氏は、トーリンという役は、みんなが思っている以上に重要な役であって、シェイクスピア悲劇のような要素を抱えていると指摘。これは才能があり、しかも美形のRAにとっては、最高のシチュエーション、というカーティス氏のお言葉、\(^O^)/ありがたく頂戴いたしま〜す!




トールキンとピーター・ジャクソンの意外な接点2012/04/24 20:54

われらがリチャード・アーミティッジは、現在ニュージーランドで撮影中の映画『ホビット』で、ドワーフ王トーリン・オーケンシールド役でがんばっているわけですが、最近、リチャードのニュース、さっぱり入ってきません。

そこで、RAとは関係ありませんが、ちょっと面白い話題を一つ:

ピーター・ジャクソン(以下PJ)の祖父にあたるウィリアム・ジョン・ジャクソンは、第一次大戦において、南ウェールズ国境住民第二大隊に所属し、あの悲惨なソンムの戦いを戦ったのだそうです。

トールキンもランカシア・フュージリア第一連隊とともに、ソンムに赴いています。1916年7月24日のことです。この写真は1916年のトールキン。


さて、PJの祖父のウィリアム・ジャクソンは、ソンムで偵察の仕事をしたそうで、彼の所属していた大隊は、トールキンが所属していたランカシア・フュージリア第一連隊と交代したのだとのこと。

ということは・・・PJのおじいさん(1889年生まれ)とトールキン(1892年生まれ)は、ソンムという第一次大戦最大のそして最悪の 悪夢の戦いの場に居合わせたということになります。

不思議なご縁・・・ですよね。トールキンにとって、このソンムの戦いがいかに大きな影響力を及ぼした かを思えばなおさらです。

トールキンは、キング・エドワーズ・スクールのT.C.B.S(Tea Club and Barrovian Society)の仲間であり無二の親友であったロブ・ギルソンとジェフリー・バッシュ・スミスを、このソンムの戦いで失っています。

このソンムの 戦いでは、イギリス・フランスの連合軍と対するドイツ軍の両軍で100万人以上の死者を出したと言われていますが、このソンムの塹壕で目撃した戦争の悲惨さ、そして何よりも、かけがえのない親友二人を失った深い喪失感は、トールキンの生涯に、そして当然のことながら彼の作品にも色濃く反映されています。

『ホビットの冒険』や『指輪物語』がその一部である、トールキンの神話世界の始まり、『失われた物語』は、ソンムの塹壕で書き始められたのでした。

その同じソンムにいたのがPJのおじいさん、そしてその孫のPJがトールキンの作品を映画化している・・・う〜ん、やっぱり単なる偶然以上の何かを感じますね!




なお、トールキンの戦争体験と彼の作品世界との関係に関する素晴らしい研究書があります。
John Garth, Tolkien and the Great War: The Threshold of Middle-earth (Houghton 
Mifflin, 2003).

研究書としてはとても珍しいことに、この本、オーディオブックにもなっています!著者のジョン・ガース自身が朗読しています。きれいなRPで聞きやすい英語ですよ。
Amazon.co.ukでダウンロード版が買えます:

映画『ホビット』48fpsの拓く新時代?2012/04/27 11:25

先日ラスベガスで公開された、『ホビット』の48fps(48 frame per second)での10分間の映像をめぐっては、賛否両論が巻き起こっています。

そんな中、やはりこれは映画世界における新たな時代の幕開けになると期待される動きではないか、と楽しみな気分にしてくれる番組を紹介したいと思います。



ダグラス・トランブルという(私は疎いので存じませんでしたが)知る人ぞ知るSFXのスペシャリストがゲストです。
なぜ一秒につき24フレームより一秒につき48フレームの方が、さらには60フレームの方がいいのか、という話、ド素人の私にでも分かりやすく説明してくれています。
映画のアクション・シーンの1コマを一時停止すると24fpsではぼやけて見えない、それが秒単位のフレームの数が上がれば上がるほど鮮明になってきて、リアリティが増すというわけです。
これがさらに3Dになるとまた新たな可能性が生まれるというわけで、このトランブルさんが目を輝かせてしゃべっているのを聞くと、『ホビット』の3D 48fpsというのも、絶対見たくなってきました。

結局・・・まずは24fpsの2Dでまず見て、次に24fpsの3Dで見て、それから48fpsの3Dも体験したくなって見る、という人が増えて、何度も劇場に通う羽目になる人が生まれるっていうことかもしれません(私もその一人になるでしょう、きっと)。

PJは60pfsだってやろうと思えば出来たはずだけれど、いきなり24から60は過激なので、48から始めようとしたのではないか、ということでした。

何はともあれ、映画史上に刻まれる記念すべき作品で、リチャード・アーミティッジが主役級の存在なのだと思うと、なんだか感無量。
そうだわ、ガンダルフが"And the leader of the company, Thorin Oakenshiled!"って言って、RAがこちらを振り向く場面、48fpsだと「ホンモノの生身の」RAが振り向いてくれたように見えるのかも!それも3Dで!うわああ〜〜〜。失神ものだあ〜!

QuickbeamさんのCinemaCon報告2012/04/27 15:08

TheOneRing.netのQuickbeamさんが、ラスベガスのCinemaConで上映された『ホビット』の10分間映像の内容、および48fps (48フレーム/秒)という新しい映像の報告をしてくれています!



まず、息をのむほど雄大で美しいニュージーランドの風景。その素晴らしさたるや、ず〜っと白黒映画ばかり観てきて、カラーを初めて見た人のような衝撃だったとか。
本当にその場に居るような感じがするんでしょうね。

さて、内容ですが、原作にはない色々と興味深いシーンがあるようです。


「白の会議」:サルマン、ガンダルフ、ガラドリエル、エルロンド

まず、モルグルの剣、すなわちアングマールの魔王=指輪の幽鬼の王の剣をめぐっての議論の場面。

ガラドリエルの説明によると、北方のデュネダインたち(=ヌメノール王国の末裔の人間たち)がアングマールの魔王を、地中深くのクリプトに魔法をかけて二度と日の目を見ないように埋めたということ。


ということは・・・原作でゴンドールのエアルヌル王がアングマールの王国を滅ぼした「フォルノストの戦」は映画には登場しないということですね。エルフのグロールフィンデルによる、ナズグルの王の運命についての予言のセリフもないということ。


さて、ガンダルフがこの地下のクリプトを暗闇の中、杖の明かりを頼りに探索していると、突然現れるのが、魔法使いのラダガスト。

シルヴェスター・マッコイのラダガストは、はまり役のようですね。おかしな形の帽子の下には鳥の巣が(!)そして髪の毛や髭には孵った幼鳥が(!)というすごいことになっているみたいですが、人なつこい人好きのするキャラクターだそうです。
ラダガストがジャックウサギの牽く橇に乗っている場面もあったとか。


「暗闇でなぞなぞ問答」:ゴクリとビルボ

ここはビルボ役のマーティン・フリーマンの演技が光っていて、アンディ・サーキスのゴクリには叶わないながらも、がんばっていたそうです。彼のビルボは、新たなホビット像を描き出すのに成功しているとのこと、楽しみですね。

ゴクリとビルボのやりとり、第一部の中でも傑出したエピソードになるでしょう。


「トロルたち」:トム・バート・ビル

LOTRの映画では石になってしまっている姿が映ったトロルたちですが、もちろん今度の『ホビット』では生きている姿が見られます。


原作どおり、彼らのアクセントはコックニー、会話も原作に忠実なようです!
原作ではドワーフは一人一人様子を見にやって来てトロルに捕まるのではなく、ビルボを救出するために、勇敢にみんなで突撃してくるそうです。
トーリン/RAがトロルの脚に容赦ない一撃を加え、"Drop him!"(「ビルボを離せ!」)と叫ぶ場面もあったとか。きゃああ〜〜〜。♥♥♥


「ドル・グルドアでのガンダルフとスライン」

ガンダルフ とスラインが争っている場面は予告編でも出てきましたが、今回はそのシーンに至る部分が見られたそうです。ガンダルフが周りを注意深く見回しながらドル・グルドアの地下牢を探索していると、ホラー映画で飛び上がる場面みたいに、突然スラインがガンダルフに襲いかかってくるそうです。
これは聞いていても、映画館で飛び上がりそうですね。


そしてそして〜

「レゴラスとタウリエルのアクション・シーンとトーリンの危機」

闇森で、蜘蛛の糸がまだべとべと絡みついたドワーフたちが走っていると、いきなり、トーリンの目の前に弓矢が突きつけられる場面に!!うわああ〜〜。

エヴァンジェリーナ・リリーのタウリエルは、レゴラスと同じような衣装で、ただ茶色だそうです。髪もブロンドではなく(LOTRで出てきたエルフはみなブロンドでしたが)彼女は栗色の髪だそうです。

オーランド・ブルーム/レゴラスが、リチャード・アーミティッジ/トーリンに弓矢を突きつけ、"I won't hesitate to kill you, Dwarf!"という場面はすごくクールだったと言っていますが、もちろん、その時のリチャード/トーリンの怒った顔の方が見応えあったに違いないと思います。うわ〜ん、見たいです、早く!


Quickbeamさんの48fpsに関する感想は、これは好き嫌いが分かれるだろうが、若者はこのまったく新しい表現方法にすぐに馴染むかもしれないけれど、年がいっている人たちは、慣れ親しんだ24fpsでミドル・アースを見たいと思うかも、とのこと。いずれにせよ、両方が提供されるわけですから、みんながハッピーという状況でしょう。(^o^)


1秒に48 フレームという新たな技術で、「リアリスティック」に見えるということは、リチャードのように繊細な目の表情、顔の表情で演技の出来る訳者には、有利なことだと思います。あ〜ん、あの目の演技・・・迫真でこれまで以上にリアルに見えたら、失神もの〜〜!