1月3日は J.R.R.トールキンの124回目の誕生日 ― 2016/01/02 12:14
リチャード・アーミティッジが演じた「ドワーフ」、英語では’dwarf’ですね。’Dwarf’の複数形は、標準英語では’dwarfs’と’s’を付けるのですが、トールキンは’dwarves’という形を使っています。
もちろん映画でも複数形は’dwarves’が使われています。リチャードって、’dwarves’でも
’elves’でも’-ves’という部分をすごくはっきり発音していて、私的にはすごくそこがツボでした。(^o^)
トールキンは、英語でloaf- loaves, calf- calvesとなるパターンに引きずられて’dwarves’という形を使ったようですが、彼らしいと言うべきか、これを正当化すべく、自分の作品の中の’dwarf’という種族は、本来彼らが属している世界では違う名前を持っていて、’dwarf’というのは単なる翻訳語にすぎないのだから、自分の作品世界におけるこの種族の特異性を示す一種の専門用語として、’dwarves’という形をあえて使うのだ、と述べています。
さらにトールキンは、こんな面白い理屈をこねています。現在の’dwarf’という言葉は、時代を遡って古英語では’dweorg’だった。しかしこの古英語’dweorg’の複数形’dweorgas’は、
’dwerwhes, dwerwes, dwerows, dwarrows’といった形に発展した。だから、’dwarf’の「歴史的に正しい」複数形は’dwarrows’なのである。自分はいっそ単数形も’dwarf’ではなく
’dwarrow’ (‘dwarrows’という複数形から’s’を取り除いて逆成した単数形)を使えばよかった、と言っているのです。
ちなみに、トールキンはこの’dwarrow’という形を’dwarf’の代わりに使うことはしませんでしたが、’dwarrow’を『指輪物語』の中で使っている例があります。’Khazad-dûm / Moria’の「西方語/共通語」の名称として’Dwarrowdelf’ を使っているのです。
トールキンの『指輪物語』は、「編者・翻訳者」であるトールキンが、中つ国の「西方語/共通語」(Westron/Common Speech)で書かれた写本を編纂・翻訳したものだという設定になっています。
’Khazad-dûm’はドワーフ語の名前、これがエルフ語では’Moria’となるわけですが、「西方語/共通語」では’Phurunargian’となります。『指輪物語』の作品中、ドワーフ語やエルフ語の名前は「翻訳」されず、そのままの形で登場しますが、「西方語/共通語」は現代英語に
「翻訳」されるので、’Phurunargian’は’Dwarrowdelf’と翻訳された、ということになるわけです。
jadeさまが(下のコメントで)教えて下さった大英博物館のツイートに載っていた写真です。
リチャード・アーミティッジ演じるトーリン・オーケンシールド王がしたら似合いそう。♥
コメント
_ jade ― 2016/01/03 22:51
_ jade ― 2016/01/04 09:08
_ grendel's mum ― 2016/01/04 11:32
昨晩9時の乾杯、私はいつものことながらソフトドリンクでした。
(^_^;)
ところで、ルーン文字の素敵な指輪!記事に写真追加してしまいました。いいなあ〜、これ!
NY Timesの記事、珍しいものをありがとうございました。
_ jade ― 2016/01/04 23:59
_ grendel's mum ― 2016/01/05 22:58
教えて下さったツイッターのページに上がっている、引用とか最後の友人への手紙とか、感動的なものばかりですね!
_ Pome ― 2016/01/10 07:19
dwarfの複数形をどうして教授がdwarvesにしたのか、以前から知りたく思っていました。
それをこのように教えていただき嬉しいかぎりです。
また、昨年末にこちらで教えていただいた指輪の塗り絵 Tolkien's World: A Colouring Book を購入し、葉っぱの1枚でも塗れば気分は中つ国をさまよい、楽しんでいます。
一言お礼を申し上げたく参上しました。
本年もよろしくお願いいたします。
_ grendel's mum ― 2016/01/10 09:32
ありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致しますね!
ディズニーなんかだとdwarfsなのに、なぜトールキンはdwarves?って疑問に思う方、いらっしゃるかな〜と思ったのですが、お役に立ててよかったです!(^o^)
塗り絵、たのしそう!(∩.∩)
_ Emma ― 2016/01/11 04:02
1月もすでに10日。束教授の御誕生日はいつも通りのワインを頂きました。すでに開けていた赤ワイン 苦笑
雪の予報だったのですが、コンクリートのパティオの隅がちょっと白いのは雪?町の西の端の川に沿って雪雲は北上したようです。
ですが、予報通りの冷凍庫生活になりました。今週は一日中氷点下。最低気温は華氏の2度 ひええ~~。この寒さの中、ミネソタでは戸外の球場が満員!フットボールの試合観戦って難行苦行みたい。TVで見るだけで寒くなりそうなのに現地で凍えながらって応援ってすごいなあ。
リチャードの故郷のチームFoxes、岡崎君が後半に登場して2分後に決めたゴールで勝てそうだったのに終了間際、審判のせいでドローになって気の毒でした。
_ jade ― 2016/01/11 21:30
David Bowie が逝去致しましたので、わたくしは喪に服させていただきます。悪しからず。。。。(> <)。。。。。
_ jade ― 2016/01/15 07:57
うううう〜〜。今度は、アラン・リックマンの喪に服します。。・゜・(ノД`)・゜・。
_ Emma ― 2016/01/17 06:36
今日メトの「真珠採り」LiveをNPR放送で聞きながら、終わりごろになって、あれ、今日地元の映画館で観れたんだった、と気づきました。アチャー。
寒くても雪のない土曜の午後だったのに、残念 24日のボリショイは覚えていたのに、あ~あ。
冷凍庫の気温、かつ雪の予報ですが水曜夜の再放映を見に行くようです。
大物アーティストたち、60代で病死のニューズがつづき寂しいですが、希望に満ちた大学生たちの事故死、実にお気の毒なことです。
後を心配したくないので弁護士にLiving Trustを用意してもらいました。治る見込みのない場合、痛み緩和処置のみ。延命処置は一切しないこと、葬式無しで火葬、遺灰は水(大洋、川、湖など)か公園の木陰、許可されている方へ撒いてほしいこと。これであとは安心です。いざというとき私に代わって決断する人も指定。資産の行き先も当然指定。
去る鳥は跡を濁さず、今年から本、書類、衣類他の整理と処分に真面目にとりくみます。
物多いし、健康で長寿のDNAゆえ、平均寿命まですごい長期戦になる確率高そう ははは
毎日を精一杯生きるべく、リチャード応援、読書と観劇、庭仕事もがんばるぞ!
リチャードの生舞台観たいなあ。次回ヅカと能はいつ観れるかな、と希望に追加しなくっちゃ。あとRAファンたちとのオフ会も♪
_ jade ― 2016/01/17 18:52
The One Ring Net がTwitter でこんな投票をしています。RTいたしましたが、残り1日。みなさま、リチャードに投票を! ヘタレ王なんぞに負けてなるか!
https://twitter.com/theoneringnet
18% Lee Pace
10% Karl Urban
21% Richard Armitage
51% Viggo Mortensen
_ jade ― 2016/01/17 19:04
すごい! もう終活なさっているのですね。わたしなんて、いまだにどんどん人のものまで頂いて、物を増やす一方です。しまう所もないのに。
事故で亡くなった学生達、本当に気の毒です。子供を失った親はもちろんのこと、受け持っていた先生達もショックですよね。尾木ママなんて、学生が10人も事故にあって、2人亡くなたとか。。。他の学生だって、すごいショックだろうし。
実はわたしも昔似たようなことがありました。
しかし、なんでこんな試験の真っ最中の時期にスキーなんかに、と思ったら、センター試験のために休みだったのですね。それにしても、こんな試験の時期に余裕だなあ〜、とついつい思ってしまったのでした。
メトの『真珠採り』Live、日本ではあと2週間ほど先ですが、楽しみです。
さて、仕事しなきゃぁ。今夜はいつ寝られるのだろうか?
_ grendel's mum ― 2016/01/19 10:55
そしてAlan Rickmanも!ほんとに立て続けにショックですね。
そうそう、痛ましいバス事故。とにかく安く安くと競争させる社会のゆがみが色んなところに出てきていますよね。
jadeさまは、昨日の雪で大変な災難だったようですけれど、みなさまご無事でしたか?
_ Emma ― 2016/01/19 12:07
今日の訃報はイーグルスのグレン。これまた67歳、最初の大物(USだけ?)ナタリー・コールも60代半ば。 癌、ガン、交通事故は別にして、一般米人には高齢者も多いのですが。アーティストの方たち、若いころのお酒と薬物多用も影響してか平均寿命より早く亡くなられる方が目立ちますね。才能ある方たちだけに早い旅立ちは惜しいです。
それにしてもBowie、NYCではごく普通人の生活ができていたようですね。買い物も食事もファンやパパラッティに追っかけられることもなく。
確かにあの街は政財界の大物も有名人も一杯いるし、スターも含めて皆さん仕事と生活してる街の印象です。観光客もいるけれど(笑)
リチャードがNYCに住むことにしたのも納得です。
東京も積雪!日本海側や北日本はたいへんだったことでしょう。
皆様足元にご用心を。万一足が滑った時は後頭部をコンクリートへ打ち付けないように頭をかばうべし!
わが地方はビター・コールド!顔、耳、手などを覆わずに30分戸外にいるとその部分が凍るという注意報でした。明け方マイナス1度、日中も9度、強風のため体感気温はマイナス19度(いずれも華氏なので、冷凍庫より冷たい。
週末は氷点まで気温があがる♪と期待してます。最高気温が氷点って十分寒いよね。あ~あ。
_ grendel's mum ― 2016/01/20 20:22
60代で亡くなるのは早すぎますが、でも一方で、ミック・ジャガーとかポール・マッカートニーとか、エリック・クラプトンとか、若い頃の不養生にも関わらず、異様に元気な人たちもいて。ああいう方々を見ると、なんだかドラッグって不老不死の薬か!?って思っちゃうほどです。
それにしても、寒さの程度が違いますね、中西部は。
質問:滑って転んだ時、後頭部を打たないように頭をかばうには、とっさに体勢を立て直さないと無理ですよね?若いとなんでもないかもしれないけど、年をとってくるとむずかしそう。何かコツとかあるのかしら?
_ Emma ― 2016/01/21 03:44
何と怖いことを!? ドラッグ(シガレットを含む)はブレインに影響を与え、やめても一生影響は残る、とDr Dopeと異名を取るへイト・アッシュベリの薬学博士が説明したほど怖いものです。
もっとも違法薬物に無縁でも毎晩宴会で午前様だったわが父は病気知らずで長寿でしたから、例に挙げられている超人たち同様個体差なのでしょうね。
不老長寿、そういえばわが父も実年齢より30歳近く若く見えるひとでした。
後頭部を守る!なにより真っ先に手を自由にして後頭部に両手を当ててクッションにします。普通足が滑った時は後ろに倒れますが、倒れながらでも手で頭はかばえます。
手の甲が青あざになるでしょうが、後頭部を打ちつけると命にかかわるので手に犠牲になってもらう覚悟で荷物は忘れて頭を保護!
PC、Phone他はショックを吸収するバッグに入れて持ち歩く、足元が滑りやすい時は荷物を少なめにして、極力手は開けておく、少なくとも両手に荷物は持たない、を心がけています。
中西部は除雪した後路面が凍結するので、靴の底にかぶせる簡易アイゼンを車に入れています。滑りにくい底のブーツでも滑る!こわいですよ、広い駐車場がアイスリンク状態だったりします。
今日も3”の粉雪を除雪。冬の運動?そろそろ嫌になってます ははは
_ Emma ― 2016/01/22 06:13
「真珠採り」Dianaの素晴らしいソプラノ♪ 美しいメロディの歌はNPR放送の方がよかったけど(わが町の映画館の音響のせいです)
メト・ライヴご覧になるときは絶対遅刻なさいませんよう!
夕べ私の他の観客は1名。彼女は15分遅くきたために幕が上がったしょっぱなのおお~~!という映像を見逃してくやしがってました。
休憩中にある舞台関係者と演出の紹介で様子を知ることになるのでは惜しいですよ。
マシュー、歌声もお顔も素敵なのですが、パバロッティ予備軍の体と腕のタトゥー?!あのコスチュームはちょっとねえ。ディアナもかなりふくよかさんでした。最近はオペラでもスリムな方がふえたんだけどなあ。
舞台装置他はYouTubeで見れる他のカンパニイの方がきれいかも、とお覚悟を。
男の友情のデュエット、カルロとロドリゴに匹敵するかしら。他にも聞き覚えのあるアリアが多いな、The Pearl Fishersを見た記憶はないのに、と思っていたらコンサートで歌われるせいなのね♪
ヨナスさまのプッチーニ尽くし♪ 予告は見たものの、この町どころかIndyでも見れないかも。ヨナスさまは3月の「マノン・レスコー」までお預けみたいです。そのまえに豪華絢爛カーニヴァル然としたTurandot!
_ jade ― 2016/01/22 07:43
1月20日は David Bowie Day とNY市長が公式に宣言いたしました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10153195672067665
_ jade ― 2016/01/22 07:55
おお、『真珠採り』期待できそうですね。こちらでは6日からです。はい、ちゃんと遅刻しないで行きます。でも、音が悪かったのはお気の毒。やっぱり音が命ですものねえ。
男二人の二重唱は綺麗で大好きです。1日1回ヨナスさまとドミートリ・ホヴォロストフスキーのコンサートでのをYTを聞いています。ドミートリはぽちぽちと舞台に復帰できてよかった。
そうなんですよね。最近はオペラ歌手も見た目が大事なので、結構細くなっていますが、二人ともふっくらさんですね。
しかし、ネトレプコの幸せ太りはどうにかならんかな。ほんの10年前のあのほっそりとした姿を見ると、びっくりですよ。せめてあと20、いやせめて15kgでいいから落としてくれないかしら。せっかくのすごい美人なんだから。
ヨナスさまの昨年のスカラ座でのコンサート、DVD/BDが出てますね。日本じゃやりそうもないので、買うかな。アンコールで『誰も寝てはならぬ』の歌詞を飛ばしてしまったのは、ドイツのニュース番組でも取り上げられていました。 (^ ^;
_ Emma ― 2016/01/23 13:29
今夜はPBSでメトのIl Trovatoreを見ています。昨秋10月のメトの録画コスチュームのせい?アンナのまるさがあまり気になりません。前言撤回、今画面の下着のような白いドレスはあちゃ~です。しかも顔が丸々!特に二重の顎、なんとかならんか。。。。
ドミートリの登場シーンでものすごい拍手でしたね。彼も照れた感じの笑顔で、しばらくして軽くお辞儀 💛
それにしてもジプシーのドロレス!20数年前にSFで見た舞台と歌も見た目もほぼ同じってすごいです。
ヨナスさま、USでは2月下旬上演、川向の隣町なら夜でも行きたいですが、Indy、真冬の夜は躊躇します。
嵐のジョナスが東海岸に猛威をふるってます。最近は毎年東部のどこかが大雪のような?
_ jade ― 2016/01/25 08:44
Il Trovatoreは去年LVを見に行きました。ドミートリが出るのでね。これのために、ロンドンの病院から3日間だけ治療を中断して来たそうです。7月に手術して9月にこの舞台ですから、本当に凄い拍手でしたね。わたしも涙出ました。今回の主役はもう彼でしたよ。もちろん、アンナも素晴らしかったけど。
わたしも、最初彼女はちょっと細くなったかな?と思ったのですが、すぐにありゃダメだと思いました。(人のことあれこれ言えませんが)
ドロレスは、ずっと20年もやっているそうで、この役すっかり板についていますね。
ヨナスさまの上映予定が全然アジアにはありません。(/ _ ; )
ドイツの友人が、わたしより先に見ないと言ってくれたのですが、もうドイツもロンドンも上映してしまったし。。。うわぁ~~ん。
BDはヨーロッパ版しかないし。
ところで、昨晩NHK BSでヴェルディの若い頃の『ジャンヌ・ダルク』を、スカラ座でアンナの主演で暮れにやったのを放送しました。スカラ座でも150年振りの上演だそうです。アンナによると、「台本ダメ、構成ダメ、史実に反する、面白くない」で、bad, bad, bad, badだそうです。で、今回は演出の工夫で見せたとのこと。まあ、曲はヴェルディなので聴けます。
ところで、昨日はなんと沖縄でみぞれが降ったそうです。鹿児島も雪で覆われて、西日本は大変な寒波でした。わたしは、土日と寝ていたけれども、咳が治まりません。医者で咳止め貰っても、ちっとも効きません。熱は無いんですけどね。
_ grendel's mum ― 2016/01/27 10:04
雪で転んだ時の後頭部の守り方、しっかり胸にきざんでおきます!いざという時、とっさに出来るか?ですね。
オペラ談義、盛り上がっていいですね!∈^0^∋
jadeさま、別の医者に診察してもらったら?咳止めが効かないってかなり心配ですよ?
_ jade ― 2016/01/27 20:46
_ Emma ― 2016/01/28 14:08
咳、なんとか収まっているとよいですが。お大事に。
わお、YTで観れますね。ついでに男性二重唱も聞けて♪
これで万一遅刻しても大丈夫ですね ははは
私は映像だと思ってみていたのですが、インターミッションで説明とあの「ダイバーたち」のインタヴューでからくりを知り、あらためて感心。
ね、マシューコスチュームひどいでしょ。YTで観れるチャールズのは上半身裸、でも鑑賞に堪える鍛えた体。
アクターのリチャードが役柄に合わせて肉を付けたり絞ったり。でもオペラ歌手は歌うのが商売。
とは言え、世界の映画館で中継するようになり、文字通り舞台の総合芸術が期待期されているし。見るのがつらい舞台姿では家でCD聴く方がましだとおもう私のような客もいるわけです。
歌唱力+麗しいことを求められるヅカは一歩先を行っているわけね 笑
gmさま
お久しぶりのような、お元気でしょうか?
ブログ主さまがお留守の時は勝手にオペラかバレエで盛り上がることに。主の留守に居間で客たちだけでパーティしているような 苦笑。
リチャードの朗読本、発売が近づいてきましたね。また行を飛ばしていたりするのかしら?ヨナス様も歌詞を飛ばすし、さゆみは歌詞を忘れてどうごまかすか?を期待しているファンもいそうだけど。
とっさに頭を保護。
足元の悪い日の外出の度に、少し気にかけているだけでもかなり違うと思います。
安全な日本でストレスフルに人込みを歩いていた私の姿!いつも周囲に気を配り警戒するのが習性になるとああなります ははは
人込みの中では勝手に片方の目が頭の後へ移動して周辺の様子に注意。安全はタダではないUS暮らしが長いせいでしょうね。
一緒に歩いていたgmさまにもストレスだったらごめんなさい。逆に笑いを提供できたのかしら ははは
そうそう、今日David Bowieの ★ 到着
彼が命を注ぎ込んだ別れの歌。ずっしり重いです。
_ jade ― 2016/01/30 09:02
まだ咳は出ますが、前よりは収まっています。ご心配ありがとうございます。
『真珠採り』のチケット確保しました。6日の第一回目に東劇に行きます。
あの衣装、なんか中途半端な感じですね。でも、これの男二人の友情のデュエット『聖なる神殿の奥に』ほど美しい曲はあんまりないですね。
ボウイの★は、Lazarus のヴィデオを見てしまったので、とてもじゃないけど辛くて聞く気になれません。遺書だよ〜〜〜! 実際そうなんだけど。
でもね、彼が幸せな家庭を築いて家族に囲まれて亡くなったのは良かったと思います。再婚した時は、なんだよこのベタベタに鼻の下伸ばした曲は、って思っていたんだけど。本当にイマーンに惚れていたんですね。息子のゾーイ(ダンカン・ジョーンズ)も、年が離れているけど、妹ができて良かったですね。
きっと、今頃は火星でギター弾いてるんでしょうね。
ところで、29日までロイヤル・バレエのLVをやっていたので、急遽水曜に午前中の仕事が終わってから日本橋へ観に行きました。しかし、疲れていたのと薬のせいで予想通り、寝ましたよ。なんと『ヴィサラ』『牧神の午後』『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』『カルメン』と4本立ての豪華さだったのに! 『ヴィサラ』のような抽象的なのは眠気を誘われます。日本が誇る平野恵一さんが踊っていたのに。日本育ちでわたしの好きなユーフィ(崔由姫)も出ていたのに。。。(_ _;) リアム・スカーレットの振り付けって、わたしいつも寝るような。瀟洒で悪くないんですけどね。
『牧神の午後』はニジンスキーのではなく、ジェローム・ロビンスのです。見逃した~。
バランシンの『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』はスティーヴン・マックレーとヤーナ・サレンコでした。まさにお手本でした。
最後の『カルメン』は素晴らしかったです! カルロス・アコスタのロイヤル最後の舞台だったのです。彼はこれからは指導者としてロイヤルに残るそうです。出身地のキューバでも活動するようです。
で、その『カルメン』ですが、何というか先鋭的というか、非常にスタイリッシュでカッコ良かったです。
振り付けはアコスタで、ホセをアコスタ、カルメンはマリアネラ・ヌニェスが演じたのです。ホセがカルメンに振られて泣き言を並べる「お前が投げたこの花は」の所は、オペラだとホセがなんか情けない感じなんですが、ここではなんとかカルメンを取り戻そうと頑張っています。
『カルメン』では、いつものオペラの中にバレエが出てくるのとは立場が逆になって、バレエの中にオペラの合唱が入って来ました。一粒で二度美味しい。
アコスタの振り付けは『ドン・キホーテ』も良かったし、好みです。これから彼の振り付けが増えるかな。
最後のカーテンコールでアコスタが、これまで一緒に踊ってきたバレリーナたちの名前を挙げて感謝したのですが、その中にはもちろん、吉田都さんの名前もありました~。花がどんどん客席から降ってきて、いいですね。それも、全部赤い花。花と言えば、『カルメン』の花のアリアの場面には花が無く、最後にカルメンを殺した後で、エスカミーリョがポイとホセに花を投げたのが面白い使い方だと思いました。 この『カルメン』もう一度見たいなあ。
カーテンコールでは、アコスタのお嬢ちゃんも出てきて、パパに花を渡しました。3歳くらいかな。可愛いですよ。ママに似て、金髪なの。
_ jade ― 2016/01/30 09:49
_ jade ― 2016/01/30 10:00
『真珠採り』の情報です。これの他にも、右側のコラムにまだあります。
http://met-live.blogspot.jp/2016/01/blog-post_29.html
動画です。
http://met-live.blogspot.jp/2015/07/2015-16-05.html
_ Emma ― 2016/01/31 10:03
Pilgrimage 一応世界で公開を思ってはいるわけですね。どこかが権利を買ってUSと日本で上映してくれますように!
ロイヤル・バレエ、昨春は隣町で上映したのに、今年は無し。メトも無し。
なんなんだろう。学園町なのに、観る人がいない?!
というわけで今日のメトは地元映画館へ。
なんともにぎやか、スペクタクル、豪華でした。スレイヴのルーがリリカルで一番気に入りました♪
2幕でアイス・プリンセスがすごい音量で叫ぶ、いや歌うのですが、笑いをこらえるのに苦労しました。いえ、ドラマティック・ソプラノの歌声のせいではないのです。
今朝出かける前にNPRを聞いていたら、愉快な出来事の紹介がありました。
隣で悲鳴が続いている!と警察へ電話があり、ポリスカー到着。おまわりが玄関でノックしても返事なし。で、ドアけ破ったら、大きなヘッドセットをつけた住人が玄関へでてきた。
オペラを聞きながら歌っていた男性の声が隣人にも警官にも本当に悲鳴に聞こえたという話でしたが、隣まで距離があるUSの住宅地の出来事ではないはず。
_ grendel's mum ― 2016/02/04 12:15
楽しいオペラ談義、楽しく読ませていただいております!
バタバタとしてブログすっかり留守していても、安心。∈^0^∋
とはいえ、大分長くなってきたので、Pilgrimのサイトで一つ新しい記事にしますので、楽しいおしゃべりの続きは是非ともそちらでどうそ!
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本日の束教授のお誕生日に、みなさまは何を召し上がりましたか?
わたしは、濁り酒をいただきました。(-_^)
さて、大英博物館が教授のお誕生日をツイートしてくれましたよ〜! 本物のルーンのついたリングの写真付きです!
https://twitter.com/britishmuseum/status/683581295784505344